写真で光あそび

  セコニックC-700 を用いた 5Dmark3 への ホワイトバランス補正

■ はじめに ■

C-700で光を測定すると左の様に、必要なホワイトバランス補正を表示できます。

5Dの説明書におけるホワイトバランス補正の項目が右です。

■ ブルー・アンバー軸 ■

・Targetに入力した色温度に対して必要な補正値がLBiに数値で表示され、またグラフにプロットされています。

・単位はミレッドです。

・C-700は色温度を測定してくれます。その上で

 白を白く撮影したいのか、

 あるいは多少ブルーにあるいはアンバーにころばせたい、そのいずれも、カメラに色温度を指定すれば良いと思います。

 よって、カメラのホワイトバランス補正のブルーアンバー軸を操作する必要は無いと考えています。

 (オートによる判断が自分の好みと異なる場合は、ここで操作する必要がでてきます。)

・ブルーアンバーの一目盛りはC-700のデフォルトと5Dは同じで5ミレッドになっています。

 

■ グリーン・マゼンタ軸 ■

・ブルー・アンバー軸、すなわち色温度の変化は、クールな感じ から あたたかみのある という印象の変化はありますが

 極端な色温度は抜きにして、そういう明かりのもとで撮影したんだなと、見る事が出来る軸です。

 これに対して、グリーン・マゼンタは「色が乗っている」、「本来ないものに意図してのせた」というような不自然な色の軸となります。

 演出ではなく、自然に見せたい場合は「0」にする必要があります。

・メモリの単位がC-700にも5Dの説明書にも記載がありません。

 5DではG1、M3のように整数単位で調整でき、また升目も1単位となります。

 C-700は1.7Gなど小数点で表示され、また升目の単位は本体設定で選択できます。

 デフォルトでは1升2.5ステップになっていますので

 本体設定で、1升1ステップにして5Dと揃えた方がわかりやすいです。

 上図では1.7Gと表示されています。これは現場の光が1.7という量でグリーンが強いのではなく必要な「補正量」を示しています。

 そのため現場の光としてはマゼンタが強いということになります。

 5Dでは整数単位なのでG2とすればよいと思います。

 なお、ここに単位が無く混乱しているのですが

 セコニックにお電話したところステップで合わせればOKということでしたので、そのように記載しています。